誘い受け&言葉攻め女王様バージョン。どんなプレイだよ!?
言葉と行動が一致してないようなしてるようなシチュ。萌えなんですが・・・(笑)
何と、この絵に小説を付けていただきました!!

仲葉未里様より

独裁パラドックス


独裁してもっと支配して 空っぽの内を暴走のうちに満たして
愛と呼べなくたっていい ただひたすらに渇いた身体と心に熱を――――



「もっと、こっちに来い」
闇の中を手招きする子供は何も身につけてはいない。
閉ざされた部屋で二人、ただ目の前の男を呼ぶ。まるで奴隷でも呼ぶように。
男は―――やはり何も身につけない男は、彼に従い歩み寄る。
子供は笑いながら、
「デュフォー……」
愛しそうに名前を呼ぶ。
デュフォーと呼ばれた男はその声と同時に、子供の足元に跪いた。
その様子を見て、ますます笑みを深くする子供。
「ふふ」
舌を絡めるキスは甘い飴のようで、でも、
「さあ、することがあるだろう?」
離し、向けられた視線と言葉は鞭を振りかざす。
さらに深く屈み込み、それでようやく目の高さになる幼い果実を、デュフォーは 口でそっと包み込んだ。すぐに頭を押さえつけられるが、気にすることなく愛撫 を開始した。
「……言ってみろ。おまえのご主人様は誰だ?」 下にあるのは、この恥辱を何も思わないような顔。
返ってくる声も、また。
「ゼオン様です」
まるで機械のようだった。
使い勝手のいい道具のように頭を押さえつけるゼオンには、大差ないかも知れな かったが。
お菓子でもすり減らしていくように、口調とは裏腹にひどく愛らしいそれを舐め しゃぶった。
「いい子だ」
肩で息を始めながら、それでも笑って。
ゼオンは犬にするように顎へと手を添えて、撫でてやった。
水の音が響く。


いつからこんなことを始めただろうか
子供がやる「ごっこ遊び」のような けれど危なげな火遊びのような
独裁と支配 隷属と服従 こんなことをもういつから
いつから?


幼すぎる果実の限界は早い。
「ほら…ご褒美をやる」
下の方を舐め転がしていたデュフォーに、限界が近いのを教え、そして咥えるよ うに促した。
ほんのりと紅潮した顔が、射抜くような目で見下ろす。
「有難うございます」
用意された答えを言い、そしてすぐに従う。
口の中でだんだんと高められていく自分自身……掴んでいた頭をがくがくと揺さ ぶって快楽を求める。
「んっ……あぁ、ふ…」
ゼオンの口元から声が漏れる。
少しずつ震え始め、立っていられなくなる身体。
激しさを増すばかりの愛撫。

「はぁあ…っ!!」

一声響いたそれは、上擦った高音のキー。
解放された熱が口内で弾け飛ぶ。デュフォーはそれを掴んで飲み干していったが 、口元から一筋だけ伝い落ちた雫を、ゼオンは見逃さなかった。
口を離した瞬間、

―――――バシッ

渇いた音と共に、デュフォーの上半身が少し右に振れた。
頬には、うっすらと赤い色。
「……どういうつもりだ?」
右手を振ったままの姿勢でゼオンが問う。
双眸は細く、苛立っているのが一目で判る。
「申し訳ございません」
このようなときの答えを短く言った。
「残すなと教えただろうが。少し褒めてやるとすぐこれだ……バカな犬め」
「申し訳ございません」
繰り返す答え。
ゼオンは憎々しげに言い放った。
「許さないな」
その場にゆっくり座ると、目の前のデュフォーに自分の蕾を見せた。
ほんのり色づいた、けれどまだかたく閉ざされた蕾を。
「慣らせ。ただし手は使うな……舌だけでやるんだ」
躊躇などない。
言われた通りにさらに屈み込んで、蕾に舌を這わせた。
そうすれば自然と、姿勢は床に置いた餌を食べる犬のようになる。
「ふん、いい恰好だな」
右足を上げて背中に引っ掛け、踏みにじってやる。
「……おまえに似合いだよ」
デュフォーは無言のまま続ける。

これは罰。ゼオンが定めた罰だから。

舌を滑り込ませ、入り口を柔らかく慣らしていく。
「はぁ……んっ」
やがて、ゼオンが反応を示しはじめた。
舌が入ってくる感覚に蕾が濡れそぼり潤ってゆく――――
そしてそうなった身体は、やがて別のものを求める。

もっともっと強い快楽を……

「上手くなったな……この位で許してやろうか」

舌を引き抜き、許しを告げた顔を見上げながら、のろのろと起き上がる。
目線より少し下に、それでも見下したアメジスト色の瞳がある。
「本当に何でもするんだな……おまえは」
先ほどとは上下の位置が逆の口付け。
深く深く舌を絡めながら、ゼオンは慣らされた蕾が求めるのを押さえきれなくな っていった。
それは、もう目の前にある。
……望みが解っていたかのように、いきりたたせたものが。
「んぅ……ふ」
口を離せば、お互いの口元を透明な糸が伝う。
その瞳を真っ直ぐに見つめ、ゼオンは汚らわしいものでもそこにあるかのように 、言った。


「この淫乱が」


デュフォーが見下ろす先には 自分の『ご主人様』
壊れて壊れ尽くして 破片がどうにか形を留めて立っているような子供
愛しいというのには違うかもしれない

独裁して もっと 支配して
隷属して もっと 服従して―――――


「言ってみろ。おまえは淫乱な豚野郎だ」


望みはもう知っている……
知り尽くしている

一体 どちらが支配して?


小さな身体を裏返し、自分に尻を向けるように体勢を変えさせる。
宛がわれた感触に振り向いたその顔は、ただ快楽を待ちわびる顔と光をなくした 瞳。
ああ、早く、もっとばらばらに崩してしまおう。
「オレは淫乱な豚野郎です」
やはり何も思わないように囁かれる言葉。
従順な響きとは正反対に、強引に腰を引き寄せ逃げ場をなくす。
……その間際の言葉は果たして、果たして隷属の言葉か、
それとも。


「あなたの犬にして下さい」


容赦なく貫いてやると、悲鳴のような嬌声が響き渡る。
「ひィあああぁん…!」
腰を掴んで安定させ、子供の身体には苦しすぎるだろう自身を荒々しく叩きつけ る。
まるで獣。


―――これが望みなんでしょう?

そんなに悦んで……

ご主人様。



「あ、はぁっ…ひぁあ」
めちゃくちゃに突き上げられながら、その口元が僅かに曲線を描く。
「ぁあ、ふっ、ふふ……いいだろ…う」
ゼオンの、快楽に囚われた姿。
けれど囚われているのは互いに同じで……
身体をひねり、ゼオンはデュフォーの首筋にどうにか届いた。
強く吸い付けて、痕を残す。
烙印のように。

「おまえは……オレの犬だ……。汚わしくて浅ましい…この上なく醜い犬だ…… !」

そうして見下す瞳。
突き崩すように内で暴れられたために、それは次の瞬間で理性を手放してしまう 。
次いで向けられるのは、ただ喘ぎ散らす眼。
「っうん、あはぁああっ」
小さな身体が跳ねあがる。
もう耐えきれないのか、眼は開ききったままで、口からはだらだらと涎を零して いる。
「んあ…はぁっ、ひぅ……!も、も…う……」
抑えられもしない鳴き声。とっくに自我など手放し、襲う快楽に身を任せる。 早く、迎えさせたかったのか。
それとも、早く……壊してやりたかったのか。

どちらかなんてどうでもいい
ただひたすらに渇いた身体と心に熱を――――


「ぁんっ、ひィっ…あぁあああん!!」


一段と深く突き入れた瞬間、二人は同時に絶頂を迎えていた。
熱を内へと受けとめるゼオンの身体は、ぐったりと床に上半身を預けて、波が来 るたび打ち震える。
「ひぅっ…う……あ、ついぃ……」
デュフォーはというと、熱が外に逃げないよう腰を掴み、一滴残らず注ぎ込んだ 。
何も、思わないような顔で。
「ふ…ふふ。善かったぞ…」
褒美とばかりに、上にある唇に自分のそれを重ねる。
そこには、ただそれを受け入れる姿。
「いい子にしていたら……これからも飼ってやる…ずっとだ。オレの犬でいたい だろう……?」
声に頷く顔を見て―――

残酷な笑顔に どこか幸福の色が浮かんだのは……


「はい……あなたの犬でいさせて下さい……」



独裁と隷属 支配と服従

堕ちていくその壊しあうような想いの術

もう逃れられはしないだろう

そう お互いに こうやって鎖で縛りつけているのだから―――



――――二人は互いに支配者であり そして互いに囚われびとなのだから。



END




最高過ぎですよ!!
こんなのがの亀的銀本の理想の形だす!
もう・・・助けてください・・・!!
本気で萌え死にします。

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